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2015-03-13(Fri)

日記~【歓喜天翁、生還す】

などとタイトルを付けましたが死にかけていたわけではございません。

お久しぶりでございます、歓喜天翁でございます。

ここ数ヶ月は、何と言いましょうか、エロから何からあらゆるものに興味が沸かず、
とにかく疲れてヤル気がまったく出ない日々を送っておりました。

スランプというより生命力の根源が消失したかのような状態で、
「いよいよ本当に歓喜天翁も終わりかもしれない」と失望の日々でございました。

実は今から考えるとこの頃は酒の量が知らず知らず増えておりまして、
焼酎やウイスキーや場合によっては日本酒を、500mlの缶チューハイで割って飲む毎日でございました。

さすがにこれはヤバイ、と感じまして最近は禁酒しておるのですが、
それが功を奏してきたのか調子が戻ってきたようでございます。

この期間は我が平成春画歓喜天翁ブログさえ覗く気にならず、
それどころか艶露絵にまったく意義が感じられなくなっておりました。

ただそのマイナスの境地からいろいろと分かったことがございました。

とにかく描きたいと思い描くことができることは何にも増して幸福なことでございます。

描きたいという欲求と、そして描くこと―それがすなわち私の生そのものでございます。

艶露絵こそが私の本領を発揮できる表現手段だとようやく分かった気がいたします。


まったく駄目になる前に描きかけて完成に至らなかった下描きが数枚あります。

こんなものは本来発表するものではないのですが、
新作までにまだ時間が掛かりますし、
あまりの御無沙汰のお詫び?も兼ねて―あるいは過去の自分を捨てる気持ちも込めて―、
後日続けてアップさせて頂きます。

これからもこんなことを繰り返しながら描いて行くのでしょうが何卒それに懲りずこれからもよろしくお願い致します。



2015-02-05(Thu)

【『調教』作成の経緯】

【『調教』作成の経緯】

前回アップいたしました『調教』は実はある方からの御希望で、
その方の奥様をモデルにして描いたものでございます。

上のお写真の方がその奥様でございます。

お二人のことは伏せた方が良いかと思ったのですが、
その後御主人様とメールをやりとりした結果、
記念として奥様のお写真とともにブログに記することにいたしました。

御主人様とはメールのみ、奥様は資料の画像でしか存じ上げません。

『調教』に付けた文章はもちろん私の“妄想”でございますが、
御主人様から「性奴隷の契約書を書かされた妻」「SMチックに」という御要望があり、
それによってこの艶露絵作品と文章は生まれております。

お陰様で新境地に踏み込んだ作品となりました。

ここに御主人様と、モデルとなって頂いた奥様に御礼申し上げる次第でございます。


ただ、これからは作品の御注文はどなた様からも受けないつもりでございます。

やはり私は自分勝手に妄想をふくらませて描くのが性に合っているようでございます。

2015-02-01(Sun)

日記~【隠すことは悪-Don't Paint Black!】

痛ましい出来事が起こっております。

今もこの瞬間、争い事で人の命が失われていることでございましょう。

私の友人がこんなことを言っておりました、「今まで放送禁止だった戦争や内乱の残虐な写真や動画を世界中のテレビで一週間流せばきっと戦争は無くなる」。

極端な意見でございますがこの言葉には真理が含まれていると感じるのでございます。

そして私は自分の問題として「表現の規制」について連想いたしました。

戦争、人の命に関わる問題に比べて、一体“まんこ”や“ちんこ”を規制することに如何程の価値があるというのでしょう。

レベルが低すぎて涙が出そうでございます。

そう、私が上記の友人の言葉から気付いた真理は「隠すことは悪」ということでございます。

程度問題はありますし「見たくない権利」は守られるべきでございますが、完全に封印すること、規制し過ぎること、そしてその表現を抹殺することは人類にとって必ずや良からぬ結果となりましょう。

表現者がわいせつ罪などに問われて断固として戦うのは、この「隠すことは悪」という真理を直感的に感じているからでございましょう。

ただの“まんこ”“ちんこ”の問題ではございません。

規制される“まんこ”と“ちんこ”の向こうには大きく重要な事柄が横たわっているのでございます。

一朝一夕にはいきませぬ。

しかし多くのことは、長い時間をかけて自由になっているのも事実でございます。

一番重要なのは、我々大衆があらゆる規制や抑圧に屈せず自分の手で自分の「自由」を守ることでございましょう。

私も末席ながら大衆のひとり、何万といるであろう素人艶露絵師の一人としてこれからも「自由」を守る所存でございます。

2015-01-29(Thu)

【調教~あるいは夫の目の前で歓喜天翁に緊縛され失神するほどの快感の中で何度も天翁のザーメンを受け入れるマゾ人妻】

【調教~あるいは夫の目の前で歓喜天翁に緊縛され失神するほどの快感の中で何度も天翁のザーメンを受け入れるマゾ人妻】


(以下は歓喜天翁がこの艶露絵を描いているあいだしていた妄想の文章化である)

『歓喜天翁の告白』

実は先日、私にある一通のメールが届きました。

私の絵のファンだという方から「妻を調教して欲しい」という内容でございました。

好奇心にかられて私は申し出を受け、メール主である御主人様とその奥様にお会いしたのでございます。

場所はお二人の家で、SM器具などが揃えられた広い寝室でございます。

ことを始める前に御主人様が一枚の紙を差し出しました。

「よくお読みください」。

見るとそこには《性奴隷契約書》とあり、つまり奥様がこのひととき私の性奴隷になるための細々とした条件や約束がお二人の連名のもとに書かれておりました。

それは「乙性奴隷は甲歓喜天翁に何をされても決して逆らわない」等、どれをとっても私に都合の良い条件ばかりだったのでございます。

私はその“契約書”にサインをし、奥様の手を握り引き寄せました…



いま私は緊縛されて快感の渦中にいる奥様を後ろから責めております。

充分に熟れきった女性の体は最高でございます。

特にこの奥様は素晴らしいお尻の持ち主で、腰を打ち付けるたびに私の下腹部へしっかりとした手応えを与えてくれるのでございます。

ああ、先程から私の激しい腰の動きが止まりませぬ。

もう私のままになりませぬ。

一度イッたのに私の魔羅は勃起したままで奥様を攻め続けておるのです。

奥様といえば逝き続けで失神しかかっているにも関わらず本能なのでございましょう、そのお尻を私の魔羅へ押し付けてくるのでございます。

ボールギャグを咥えた奥様の口から出る獣のような咆哮がまた激しくなりました。

そう、私もほとんど理性が無くなってケモノになってまいりました。

人間は性交をして己の獣性を開放することが必要なのでは―

最後に残った理性の中でそう考えた私は次の瞬間、ケモノの声を上げながら奥様の中に二度目の射精をいたしました。


奥様と私の獣の姿を凝視する御主人様の目の前で。


(完)

2015-01-26(Mon)

日記~【日本一のわいせつ艶露絵師、歓喜天翁】

私は以前から「エロ絵」という文字に少々違和感を感じておりました。

やはり古い人間だからでしょう、どうもこのライトな感じが物足りないのですね。

それで当て字を考えてみました、いえ思った瞬間に文字が浮かんだのでございます。

艶露絵、と。

艶は基本「えん」と読みますが春本のことを艶本(えほん)と言います。

また意味的にも艶姿(あですがた)とか艶事(つやごと)とか「艶」はただのエロより深みがあるように思われるのでございます。

艶を露わにする絵―私は我ながらすっかりこの当て字が気に入ってしまいました。

これからはエロ絵のことを艶露絵と、自分勝手に使っていこうと考えております。


今現在、鉛筆画を描いております。

緊縛画でございますが、一週間前のこと、

半日ぶっ通しで描いておりますと左目の奥が痛くなりまして、

それが広がって首筋まで来て寝違ったような痛みになりました。

それ以来大事を取って筆を置いている始末でございます。

だいぶ良くなってきましたのでこうやってパソコンに向かえるようにもなりました。

今しばらく、新作をお待ちくだされませ。


日本一のわいせつ艶露絵師、歓喜天翁拝。

2015-01-12(Mon)

【眩惑】

【眩惑】
2015-01-04(Sun)

【初夢】

実家で最後の夜を過ごし、いま目を覚ましたところでございます。
曇っているのでしょうか、
外はまだ暗い様子が漂っております。

昨夜見た夢は一種の淫夢でございました。
私の意中の女性が出てきて、
どうこうするわけでは無かったのですが常にエロスな雰囲気が流れている、という変わった夢でございました。

それが淫夢だった証拠に、目を覚ました私のペニスは久し振りに固く固く怒張していたのでございます。

私は次にそのまま布団の中で、一昨日テレビで見た和服姿の井上真央ちゃんを思い出して、
乱れた和服の裾から出た彼女の白い太ももを撫でまわし、
はだけた胸元からまろび出た大きな乳房とその乳首にむしゃぶりつき、
大事な部分を包んでぷっくりと膨らみを見せる白いパンティーをずらして私の怒張をその大事なおまんこに挿入し、
苦悶の表情で声を上げながら善がる真央ちゃんの姿を妄想しておったのでございます…

エロ絵に真剣に取り組むようになってわかったのでございますが、
この「妄想」というものは他のあらゆる創作表現とまったく同じ作業なのでございます。
また、あらゆる創作表現はーいわゆるアートと呼ばれるものもー、
すべてエロスの力に裏打ちされているに違いないと感じるのです。
エロスの力が減退すると、あらゆることに対する好奇心や欲動や発想、つまり生きる力そのものが失われるということを、今回のスランプで痛いほど学んだのでございます。
これから私は感謝を持って、
自分の作品で性と生を謳歌していく所存でございます。

どうかいつまでも私に性の力を。
淫猥な妄想力を。
美しくいやらしい表現力を。
歓喜天王に願い奉る。


2015-01-02(Fri)

【歓喜天翁の原点】③

この平成春画ブログを立ち上げてから、
それまで何も考えずにただ漫然と描いていたエロ絵について色々と考えるようになりましたが、
現在はこと自分のことだけではなく社会におけるエロ表現について意識するようにまでなって参りました。

またそれまで何のあてもなく、
ただ抑えられぬ衝動に突き動かされて誰にも見せることもなく描いてきたエロ絵を、
こうやってネットを通じて多くの方々に視ていただくようになったわけですが、
これは収入のことを考えなければ私はすでに夢を実現したのだと最近気が付いたのでございます。

今回帰省してトイレに座り、
あの押しピンの跡を何気なく見つめてそんなことを考え「思えば遠くにきたものだ」と感じ入った次第でございます。

昨年後半はどうもきついスランプに見舞われました。
今年は心機一転、さらなる飛躍を目指して新しいことにもチャレンジ出来ればと考えております。
ますますの御愛顧をお願いいたします。


自由であること、
どこまでも自分自身であること、
それが歓喜天翁のエロ絵の原点でございます。



追伸:
いま家族と一緒に明石家さんま氏の番組を眺めながらこれをケータイで打っていたのでございますが、
ゲストで出演している和服姿の井上真央ちゃんの色香に妄想を掻き立てられて困っております。
なんという色っぽさでございましょう、実にけしからん色香でございます。
実家でなければ取るものもとりあえず、
彼女をモデルにして和服の胸元を両手で広げてその胸に爺ぃが顔をうずめている絵を描いていたことでございましょう。

2015-01-02(Fri)

【歓喜天翁の原点】②

自分で描いたその絵をオナニーのいわゆる「オカズ」にすることもございました。

狭い団地住まい、そうそう思いのままに致すこともできず考えあぐねた10代の私は、
自分が描いたそのエロ絵をトイレに持ち込みー洋式トイレですがー座った目の前にその絵が来るように押しピンで止めて、それを眺めながら致しておったのでございます。

初めは一枚、そのうち二枚三枚と貼り並べてデラックス感を演出しておりました。

自分では隠しおおせたつもりでいましたがおそらく親にはそれとなく気付かれていたのではないかと思います。

帰省してトイレに入り、
今も残る等間隔に一列に並んだ押しピンの跡を見るたびに、
私はエロ絵を描き始め悶々と性に苦しんだあの頃を否が応でも思い出させられるのでございます。

性春の傷跡が何十年もの後々までも自分自身を見つめ返してくることになろうとは思いもしておりませんでした。…

2015-01-02(Fri)

【歓喜天翁の原点】①

皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、私も世間様並みに帰省しておりまして、いま実家に滞在しております。

私が罪悪感に苛まれながらもこっそりとエロ絵を描き始めたのはこの実家でのことでございました。

初めは小さな落書きなようなものから始まり、最終的には手のひら大程度のメモ用紙に描くようになりました。

いま思い出しましたが当時は男が絡んでいる、つまり二人の人物の組み合わさった構図が難しくて描けず女性一人の絵ばかり描いておりました。
男の姿を頭の中で想像しながら描いていたのでございます。

そしてもう一つ思い出したことがあります。
当時はーエロ絵を描き始めた10代の頃はほとんど肛門性交の絵ばかり描いておりました。

構図的に描きやすかったというより、どうしてもそれが描きたかったのでございます。

もうあまり肛門性交の構図は描かなくなりましたがその性癖は後背位、バック好きに通じているのかもしれませぬ。

肛門にこだわったのは心理学的に言うところの肛門期ーまだ心が幼かったせいではないかと今となってはそう思うのでございます。…



2014-12-31(Wed)

【愛嬲~menaburi~】(下描き)

【愛嬲~menaburi~】(下描き)

愛嬲―造語でございます。

私は作中の女性が苦しんだりいたぶられたり苛められたりする作品は一切描いておりません。

男がそうされている描写は抵抗無く描けますが、女性に対してはとても描くことが出来ませぬ。

この作品に初め「嬲」と付けようと思ったのですがそれではまるで彼女がいたぶられているようで「愛」の字を加えました。

彼女は後から夫、下から義父に、それぞれ裏門と玉門を同時に責められて自分の獣性を解放し昇天し続けているところでございます。

私はここに至高の幸福を描いていると自負しております。


さて、皆様、今年もご愛顧をありがとうございました。

来年もさらに飛躍する所存でございます。

引き続きご贔屓をお願いいたします。


歓喜天翁

2014-12-23(Tue)

【ろくでなし子氏の意見陳述書】

《ろくでなし子さんの「まんこ」発言に裁判官「それ以上続けると意見陳述制限します!」》
http://www.bengo4.com/topics/2464/


12月22日、東京地裁で「勾留理由開示公判」が開かれ、

ろくでなし子氏が意見陳述を行われたようでございます。

詳しくは上の記事をお読み頂くとして、

その記事内にもアップされている氏の意見陳述書を再録させて頂きたく思います。

氏のタブーに対する疑念や理不尽感や怒りがよくわかる内容でございます。

また、氏が「まんこ」と発言すると裁判官が制したようでございまして、

この一件でも氏の自由さと体制側の狭小さを強く感じるのでございます。

体制というものは我々の一体何を恐れているのでしょうか。

彼らはなぜ「自由」になれないのでしょうか。

私にはまったくわからないのでございます…。

******************************

『ろくでなし子氏の意見陳述書』

平成26年12月22日

東京地方裁判所裁判官殿

ろくでなし子こと五十嵐恵

私は、事実関係については争っていませんので、何故勾留されるのかわかりません。
また、証拠隠滅のおそれと言いますが、私は私の活動をはじめて以来、自分のブログやTwitter、Facebook等で大々的に宣伝してきました。今更、隠滅の仕様がありません。

逃亡のおそれとありますが、私はむしろ私の作品がわいせつではないことを裁判で堂々と証明したいのです。逃亡する気など更々ありません。

付け加えますと、私は自分の体の一部にすぎない「まんこ」が何故日本では悪いもの、汚らわしいものとして嫌われ、
「まんこ」という三文字を口にするだけでも怒られたりおそれられたりするのか疑問に思い、この活動をしてきました。
同じ性器でも、男性の「ちんこ」はOKなのに、女性の「まんこ」はTVでタレントが口にしただけで番組降板にされる。おかしいと思います。
私は自分が作品を作れば作るほど、人が生まれてくるこの場所だからこそ、むしろ大切にすべきなのに、
その逆の扱いをされることに怒りを覚え、その怒りをバネに、楽しく明るいまんこ作品を作ってきました。

だから私の作品はまんこをかわいくデコレーションしたものや、ジオラマを乗せた愉快なもの、iPhoneカバーやボートなど、楽しく笑える作品ばかりです。
そうするうちに、私の活動を応援してくれる人たちがどんどん増えてゆきました。
ですから、私の作品などを「わいせつ」と決めつける警察にとても驚きましたし、納得がいきません。

もう一度言いますが、私は、事実関係は全てお話ししていて、わいせつ性以外を争うつもりはありません。
私は断じて証拠隠滅をすることもないし、逃げることもありません。はっきりと誓います。
私は私の作品は「わいせつ」ではないという事を裁判によって堂々と証明したいのです。

なのにこうして勾留されていることについて納得いきません。
裁判官におかれては、どうか私の言葉を信じて、考えを改めて下さいますようお願いを致します。

最後になりますが、傍聴に来て下さった皆様には、お忙しい中、私の勾留理由開示を傍聴しに来て下さり、本当にありがとうございます。

以上

*********************************

2014-12-21(Sun)

RT 2014.12.21.

《水原希子「股間写真」で大炎上! アート&サブカル女優はなぜ叩かれるのか》

http://lite-ra.com/2014/12/post-724.html

2014-12-19(Fri)

RT 2014.12.19.

《警視庁: 芸術家・ろくでなし子氏の即時釈放を要求します・署名を提出しました》

*URLの貼り付けが上手くいきませんので興味のある方は上記タイトルで検索をお願い致します。

2014-12-17(Wed)

tubuyaki14.12.17.

エロを手がけない表現者は信用できない。

2014-12-14(Sun)

ろくでなし子 『デコまん』

ろくでなし子 『デコまん』

ろくでなし子氏自身、今回逮捕されたことでかえって自分の活動や主張が広まり、
本や作品も売れてある意味警察に感謝しているのではないかと思いますが、
それがわかっていながら今度ばかりは応援の意味も込めてこの本を買わせて頂きました。

アマゾンで買おうとしましたら「この本は現在お取り扱いしておりません」と出ており驚きました。
発禁状態なのでございましょう。
ところがKindle版では買えます、しかも¥314という破格でございます。


なし子氏がなぜまんこアートを創るようになったか詳しく漫画化されております。

幼少期の劣等感、自分の性器に対するコンプレックスから小陰唇整形へ。

そしてそれを見てもらいたいという動機で始めた「まん拓」が紆余曲折してデコまんへと昇華…。

なし子氏と事件について興味を持たれた方はぜひ一読をお勧めいたします。

女性自らが女性器と性を一種ファンシーなノリで開放して行くさまは私にとって眼から鱗でございました。

私は現行の規制が性器を隠すのは青少年と女性に配慮しているのだろうとばかり思っておりましたが、
女性自らが女性器(と「まんこ」という言葉)を解放しようとしている。

性器を隠すことを馬鹿げている下らないことだと直感的に感じてきましたがこれで自信が持てました、
これからもバンバン描いていく所存でございます。


氏のデコまん作品も幾つか載っておりまして、
その写真を見るとこれまた私が認識不足だったことがわかりました。

私は氏の作品はまんこの型取りに単にデコレーションを施しているだけだと思い込んでおりましたが、
まんこと性をモチーフにした造形作品も数多くあります。

先のコラムで書いた「一連のまんこを型取ったオブジェはまんこが無ければ何の変哲もない物」という一節は撤回いたします。


同じ性に関する表現でも氏と私ではやり方が全然違っておりますが、
「規制」に対する理不尽さや怒り、思いはまったく同じだろうと感じます。

人間が真摯な気持ちで、抑え切れぬ想いで創る表現物に、
理不尽な理由で圧力を掛けたり、
隠したり、
消したり、
つまりは「抹殺」するようなことは決して許されることではない。

表現物、作品はその作者そのものでございます。

その作品を否定するということはその作者自身を否定するということ、
その作品を抹殺するということはその作者自身を殺すというに等しい行為、
と私は思うのでございます。


付記:現在《芸術家・ろくでなし子氏の即時釈放を要求します》として署名活動が行われております。

2014-12-11(Thu)

【ろくでなし子氏の逮捕について】③

この事件について調べているうちに『週刊金曜日』編集長名義の抗議文に行き当たりました。

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《『週刊金曜日』、ろくでなし子さんと北原みのりさんの逮捕に抗議》
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=4860
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私はこの週刊誌を読んでいませんので、なし子氏がどのような内容の漫画を連載していたのか分かりませんがおおよそ見当は付きます。

逃げも隠れも証拠隠滅もしていない、また、新たな犯罪?を起こしたわけでもないなし子氏をなぜ再逮捕するのか疑問でしたが、
この抗議文を読んで「さもありなん」と合点が行ったのでございます。

いや、もちろん別の理由の可能性はあるのでございますが、
なし子氏が警察を批判的に描いたせいで再逮捕の憂き目に遭ったと考えるより他に私には理由が見つかりませぬ。

警察の方々はボンクラな私などよりはるかに賢いに違いなく、
そんな方々がなし子氏の自明なアートを理解できないとはとても考えられないのでございます。

私にはこの再逮捕がなし子氏に対する「懲らしめ」ではなく、
我々市井の人間に対する「見せしめ」のようにさえ感じるのでございます。

考え過ぎでしょうか?


私はエロ絵を発表し始めてから、エロ表現とわいせつについて考えて参りました。

私は自分の作品をアートとか芸術などとは申しませぬ。

私の作品は正真正銘のエロでございます。

しかし「エロ」のなにが悪いのか。

それを訴える意味でも作品を発表し続けておりますが、
今回の事件を目の当たりにして問題はエロに留まらない気がして参りました。

これから私は「エロの自由」のためだけではなく、
「表現の自由」のためにもエロ絵を描いていく覚悟でございます。

(了)

2014-12-09(Tue)

【ろくでなし子氏の逮捕について】②

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《わたしの「まん中」を3Dスキャンして、世界初の夢のマンボートを作る計画に支援を!》
http://camp-fire.jp/projects/view/662
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上の文章を読んで氏が“まんこ”に対してどのような思いや考えを持っているのかを知り、

私は自分がこの事件についてまったく誤解していたことがわかりました。

氏は自分のまんこにアイデンティティーを込めているような気がいたします。

一連のまんこを型取ったオブジェはまんこが無ければ何の変哲もない物です。

そこにまんこがあるからインパクトがある。

そのインパクト性はまんこに対する禁忌感に他ならないのでございます。

氏はそれを無くすためにも作品を作る。

とても面白い表現方法だと思うのでございます。

また、他人のではなく自分のまんこを石膏でそして3Dスキャンで再現した作品群を見ていると、

「私のまんこそのもの」でなければならないという強い自己表現も感じます。

ある意味とてもわかりやすい、変な言い方ですがとても健全なアート活動に思えるのでございます。

上のサイトを読んで頂ければわかりますが、件の「自分の女性器を型どった作品を頒布した」というのも、

マンボートを作るための支援に対する「お礼」でございまして、

もちろんファンであれば氏の「作品」が欲しいとも思いますし、何よりもそれよりもまず支援しようという気持ちが先んじていたはず。

私が報道でまんまと思い込まされたようないかがわしい行為では決してないのがわかりました。

だいたい、よくよく考えれば今の時代、性器の一つや二ついくらでも見ることができるのでございます。

誰がそれを型どった作品をわざわざ危険を犯してまで手に入れようとするでしょうか。

知れば知るほど、氏が逮捕されなければならない理由がわからなくなった私でございました。…

2014-12-08(Mon)

【ろくでなし子氏逮捕について】①

ろくでなし子氏が自分のまんこを3Dスキャンで型取り頒布したとして今年の夏逮捕、

その後釈放されましたが今回同容疑で再逮捕されました。

正直に申しまして私が氏について興味を持ったのは今回の再逮捕がきっかけでございました。

当初、ニュース記事などでは、自称・芸術家が自分の性器を型取ったわいせつな作品を複数人に頒布した、

といった内容でしたのでそれを聞いたり読んだりした人は、

このろくでなし子という人物が金目的でいやらしい卑猥な造形物を作り、

これまたいやらしい卑猥な男たちがいやらしい卑猥な目的でそれを闇ルートで買ったのだろう、

と思ったのに違いありません、というか私はそう思ったのでございます。

ですから幼稚なつまらない事件だと単純に判断しておりました。

ところが先日、氏が再逮捕されたという記事を目にして「おや?」と感じました。

私が想像したような事件にしては警察が執念深いような気がいたしました。

そこで初めてろくでなし子氏とこの事件についてちゃんと調べてみる気になったのでございます。…

2014-12-06(Sat)

【國産之図】(下描き)

【國産之図】(下描き)

この絵は「授乳図」と同時期の作品でございます。

今年の2月に伊耶那岐(イザナキ)と伊邪那美(イザナミ)について書いた日記で触れました。

この絵もかなり気に入っている特別なと言っていいほどの作品でございます。

必ず仕上げる所存でございます。

バックの波は北斎の怒涛図からの流用です。

リスペクトを込めてしっかりと描くつもりでございます。


2014-11-30(Sun)

【授乳図】(下描き)

【授乳図】(下描き)

今年のはじめに描いた作品でございます。

仕上げるまでまだ時間が掛かりそうなのでお披露目いたします。

この作品の時代設定は昭和戦後、世の中がようやく落ち着いた頃。

長屋暮らしの夫婦が今夜も激しく交わったあと夫はくたびれて寝てしまいます。

乱れた髪を繕う女房、そこへ目を覚ました子供が乳を求めて寄って参ります。

女として激しく官能の波に揉まれたあと母として子供を見つめる女房。

エロスと母性を表現した作品でございますが、まだ完成には至っておりません。

しかしかなり気に入っている作品でございますので必ず仕上げる所存でございます。

実のところ一番気に入っているのは…初の脇毛表現なのでございます。

2014-11-26(Wed)

葛飾北斎 『萬福和合神』


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(2014/09/24)
葛飾北斎

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葛飾北斎、六十一歳にして最後の艶本でございます。


おさねとおつび、性遍歴する二人の女性の十三歳より三十歳までを描くストーリー。

正直に言いまして初め絵を見たときには落胆いたしました。

北斎らしからぬ下手糞な絵に見えたのでございます。

しかしながら読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきまして絵の雑さは気にならなくなりました。

北斎はストーリーの方を重視したのではないか、と思うほどでございます。


二人とも快楽にいささかの迷いなく貪欲に性遍歴を重ねていきますが、

一方は裕福になり一方はどん底まで落ちていきます。

最後はこの幼なじみの二人が偶然ある宿で出会いお互いの人生を語り合いますが、

言い争いになりそうなところへ和合神が現れて…。


私個人としましては、北斎も私と同じような感覚で春画を描いたのだろうと感得できました。

「おつびは尻をもじもじと鼻息荒く目を細め、男の舌をちぎれるほど吸いながら、

婬水がビョコビョコビョコとはじき出して「サアナさあヨさあヨ」と仰向きになりつつ、

とんけつ(注・相手の男の名)がまらを握るに、不思議や此まら世に言う釣鐘まらという物にて…略」

上、中、下巻合計二十四枚の春画の殆どにこのような艶文と台詞がびっしりと書き込まれております。

私は絵を第一に考えておりますが、やはりついつい文章を付けてしまいます。

春画に文章が付くのはもちろん知っておりましたがこの『萬福和合神』の怒涛のいやらしい文章を読んで、

エロ絵師の業とでも言うようなものを初めて理解できた気がするのでございます。


二人はときに心ない男たちに強姦されたりいたします。

今現在、この描写を創作で発表したら発禁になるかも知れませぬ。

読めば分かりますがこの本はそんなことで否定されるべき作品ではございません。

時代を超えてこのような素晴らしい艶本を読めることは幸福なことでございます。


2014-11-15(Sat)

【歓喜天翁に犯される人妻聡子】

【歓喜天翁に犯される人妻聡子】

ホテルのベッドはあまりに激しい二人の動きに耐え切れずギシギシと音を立てていた。

「ああああんっ歓喜さん、凄いおチンチン!」

ブログで知り合ったmyu氏の誘いを受けて歓喜は氏の妻、聡子嬢を抱かせてもらうことになったのだ。

ただし、氏の見ている前でという条件で…。

いま聡子は夫の見ている前で形の良いしかも大きな尻を猛烈に振り立てながら、

騎乗位で歓喜のいきり勃った魔羅をそのピンク色のおまんこに咥え込みエクスタシーを迎えようとしていた。

「ああああああああっ、イクっ、いくイクいくイクうぅぅぅぅうううっ!!」

夫の目の前で尻を大きく開きながら他の男の一物で狂乱する聡子の姿に、

歓喜も堪らず装着したコンドームの中に大量のザーメンを放出した。

肩で息をしながら朦朧とした表情で歓喜の上に崩れる聡子を抱きしめながら歓喜は精液でいっぱいのコンドームを外した。

なんと歓喜の中太の魔羅は射精したばかりだというのに萎えるどころか聡子のはしたない姿にますます屹立しているではないか。

興奮した歓喜は避妊具を着けるという約束を破り、精液でベトベトの己が一物を再び聡子の玉門の中に差し込んだ。

聡子は驚き慌てたが、下からの歓喜の激しい攻撃に何もかも吹き飛んでしまった。

「ダメッ歓喜さん、着けてっ!いやあぁぁ、ああんっ、だめだめだめ赤ちゃん出来ちゃうぅ」

射精前よりも一廻り大きくなったとさえ感じる歓喜の魔羅に下から激しく突き上げられて聡子はまた狂い始める。

「アン、アン、おおおおおおあああっっ、いくっ、イクイクイクまたいっちゃうううう!」

人の妻をその夫の目の前で犯す状況に異常な興奮を感じた歓喜は忽ち昇り詰め、

聡子の中に我が精子を充満させた体液をビュッビュッという音が聞こえるかと思えるほど射精した。

「あなた見て!今いっぱい歓喜さんの精子があたしの中に入ってきてるのっ!見て見て見てえええっ!!」

他の男にその一物を挿し込まれ自らも尻を振りながら今まさに射精されているその瞬間を夫の目の前に晒しながら、

聡子は酩酊するように涅槃へと昇天していくのだった…

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私の作品へのコメントなどもしてくださり応援して頂いているmyu様から、

奥様をモデルに絵を描いて欲しいと申し出を受けて描かせて頂いた作品でございます。

基本的にはお断りしているのですが描いてみようという気持ちになりお受けいたしました。

人様から注文を受けて絵を描くことの難しさを学んだ作品でございます。

そのお陰で私はエロ絵描きとして少し成長できた気がいたしております。

この作品には手応えを感じておりますが特に精子を可視化して結合部分周辺にピクピクと張り付いている表現は気に入っております。

2014-10-22(Wed)

日記~【ブッダは巨尻巨乳美人の夢を見るか】

まったく絵を描こうという気になりません。

どうやらまたスランプ、と言うのもおこがましいですがその時期がやって来たようでございます。

プロなら焦るところでございましょうがそこは素人の気楽さ、

こういう時は無理に描いてもロクなものが出来ないのをイヤというほど知っておりますので、

また巨尻と巨乳と創作に欲情するまでじっとしておこうと思っております。


とは言うものの素人とはいえこの状態は非常に苦しいものでございまして、

私の絵を楽しみにして頂いておられる方々への申し訳無さに加え、

女性や創作に燃えるような興味が起こらないその状態自体が非常に苦痛なのでございます。

もしかしたら永遠にこの状態でもう二度と絵が描けないのではないかという恐怖と不安もあります。

こんなとき私はよく釈迦やキリストのことを考えます。

彼らは修行や信仰の妨げになると言って色欲を遠ざけました。

私にはそれがまったく理解できないのでございます。

女性に激しく欲情している時ほど生きている実感があるときはございません。

逆に今の私のようにあらゆる「欲」から遠ざかっているときほど絶望することはございませぬ。

欲情よ、われにもどれ。欲情万歳、欲情こそ生命なり。

切実にそう思うのでございます。


そんな禁欲が嫌いな私が唯一気に入っている宗教が密教でございます。

この、悟りのためなら毒でも皿でも食う勢いの密教の経典に『理趣経』というのがありまして、

その有名な一文を記して本日は終わりとしましょう。

これは『お絹と千吉』の「涅槃図」にも載せさせて頂いた一文であります。



妙適清浄句是菩薩位。

〈なべて快楽は悟りの境地である〉歓喜天翁訳

2014-10-19(Sun)

tubuyaki14.10.19.

一本の線にエロは宿る

2014-10-17(Fri)

春画・3~【菱川師宣『欠題組物Ⅲ』】

春画・3~【菱川師宣『欠題組物Ⅲ』】

菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)は江戸初期の絵師で、浮世絵の創始者と言われております。

それまでは絵本の挿絵などのレベルだったものを独立した鑑賞される作品として浮世絵を確立させた人物らしく、

最初の浮世絵師ともいわれているそうでございます。

有名な『見返り美人図』を描いた人と言えばピンと来るのではないでしょうか。

私もこの『見返り美人図』は後ろ姿の女性を描くときには必ず意識いたします。

なんと300年以上あとの世代まで影響を与えている大先輩でございますね。

絵柄はご覧のとおりでございまして、まさしく初期の浮世絵然としております。

エロというより風流ささえ感じる簡素な絵柄でございますね。

ここから始まった浮世絵春画が200年ほど掛けて末期の北斎レベルまで成熟していくことを思えば感慨深いものを感じるのでございます。

2014-10-13(Mon)

【和服美人(カラーvr.)】

【和服美人(カラーvr.)】

この作品はずいぶん以前に発表いたしました『和服美人(モノクロvr.)』の彩色版でございます。

確かこのブログを始めた頃には描いていたと思うのですが発表はしていなかったようです。

たまたまそれに気付きまして「どうしてかな?」と思いましたが、

おそらくデッサン狂い、特に足のデッサンが気に入らなかったのだと思います。

背景の色や処理は気に入っております。

惜しい気もいたしますので改めてアップさせて頂く次第でございます。

2014-10-12(Sun)

春画・2~【喜多川歌麿『ねがひの糸ぐち(第七図)』】

春画・2~【喜多川歌麿『ねがひの糸ぐち(第七図)』】

春画といえば歌麿でございますね。

正直に言いまして個人的には歌麿の春画がダントツにエロいとは思いませぬが、

非常に個性的で洗練されていて、春画の第一人者と目されるのも頷けるところでございます。


春画では男根をあり得ないほど巨大に描きます。

秘部を強調する演出以外に巨根に対する信仰にも似た願望と羨望を感じますが、

昔は、外国の方が「ウタマロ」といえば巨根の持ち主を意味していた気がいたします。

歌麿は春画の代名詞にまでなった絵師といえましょう。

2014-10-09(Thu)

春画・1~【歌川豊国『逢夜雁之声』】

春画・1~【歌川豊国『逢夜雁之声』】

名作春画の数々をご紹介させて頂こうかと存じます。

私は春画に詳しいわけでもございませんので自分の勉強も兼ねて、のコーナーでございます。

著作権が気になりますが絵師は皆様、

とうの昔に亡くなられているのでオーケーかなと勝手に決めての見切り発車でございます。


まず第一回目は歌川豊国の『逢夜雁之声』。

これは艶本でして、その内の見開きで描かれた一枚。

他の絵も4pあり縛りありと、現代に通ずる構図とバラエティでございます。

特にこの絵を取り上げましたのは、

エロ絵師として個人的に感銘するものがあるからでございます。

絵柄は言うまでもなく江戸の浮世絵。

現代の我々の絵柄とはかけ離れておりますが、

この言い知れぬエロ(エロチシズム、ではなく)は何なのでしょう。

私は、それは豊国の迸る助平心だと思うのでございます。

そして隠そうなどと思いもしない結合部。

これこそ「エロ絵」の原点ともいうべき春画でございます。


タイトルの読みは「おおよがりのこえ」。

こんなタイトルの発想も私は大いに共感するところでございます。

プロフィール

歓喜天翁

Author:歓喜天翁
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自作のエロ画春画を中心に、その他エロに関わることを載せていく所存でございます。
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