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2013-05-01(Wed)

日記~【博物館にて】

先日、とある博物館で民族美術を観て参りました。
私はアフリカの美術は大好きでございます。
あの心の底の方の琴線に触れるようなプリミティブなデザイン表現は、
ピカソはじめ多くの芸術家を魅了しております。
今回、私が観て参りましたのは南米の民族美術でございました。
私はヨーロッパやアメリカ系の民族美術はあまり好きではありません。
アフリカなどに比べると線が細いと言いましょうか、
あまり心惹かれるものがないのでございます。
不思議でございます、
アートの世界ではギリシャ、ローマ、ヨーロッパ、アメリカが世界を牽引してきたのに、
古代民族美術レベルではそんなに魅力が無いように感じるのでございます。
さて、その南米の古代芸術の展示を見ながら私はふとエロを表現した作品が無いことに不満を感じました。
もちろんそういった造形物はたくさんあるに違いありませんが、
展示ではエロ作品はいっさい除外されているのでございます。
私は「エロスを表現した作品が見たい」と、こういった美術展ではじめて強く思いました。
アフリカのペニスを強調した彫刻、日本の道祖神、インドの交合像…
エロ的表現の作品というものには何に遠慮することもない「自由」を感じるのでございます。
性というものには個人的にも社会的にもタブーの足枷があります。
エロを表現して作品とし世間に発表するということは、
まず自分にはめられている足枷を取っ払ったということで、
そこに大きな自由感を感じるのでございます。
何と言いましょうか、嘘が無い表現とでも言いましょうか。

―私自身、これからも自由自在にエロを表現していきたい。

内容には不満でございましたがエロ的創作物の自由さを再認識できたことは収穫だった美術展でございました。


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