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2013-04-14(Sun)

マルキ・ド・サド『ソドムの百二十日』 ⑤

サドは「序文」で物語の骨格をしっかりと描いておこうとしているようです。
おおよそ登場人物の風貌は説明されております。
特に四人の権力者についてはサド自身が「四人とも男色趣味があり、男女のお尻と裏門に夢中」と説明、
付け加えますと、女の子より男の子が好きで玉門(おまんこ)はあまり好きではなく時には嫌悪感さえ催すようでございます。
そしてサド自身が好きなのでしょう、よくヒップの美しさを賛美する描写が出て参ります。
私も(女性の)ヒップが大好きですのでこのあたりはサドに肩入れできるところでございます。

さて、四人の道楽者たちによる狂宴の目的についてもサドは説明します。

「彼ら(道楽者たち)は、
想像力が燃え上れば人間の欲情は図り知れないほど変化するに違いないだろう、
人間にはそれぞれ様々な癖や趣味があり、その間に著しい相違が見られるが、
欲情ほどそうした違いが著しいものはないのではなかろうか、
この際、そうした背徳や逸脱行為の一つ一つをはっきり分離し、分類して、詳細に調べることができるならば、
風俗の研究に関する極めて優れた、おそらく最も興味のある仕事になるに違いないだろう、
そのためには、あらゆる放埒の限りを知り尽くし、しかもそれを分析し、拡大し、段階を付けて物語り、
さらにその間に面白さという味をつけることができる人物を探し出すことが必要だ、
と考えたのです。」

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