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2013-03-06(Wed)

わいせつについて~【“猥褻(わいせつ)”の定義】③

私がなぜエロの要素である猥褻性にこんなにこだわるかと申しますと、
現実に私自身が犯罪者となる可能性があるので、
エロ創作をする上で法的な「わいせつ」の意味を知る必要があったというのがまずありました。
が、それとは別に、
エロあるいはエロスにとってこの猥褻性がもっとも要だと感じるからでございます。
そしてそのエロスの猥褻性がなぜ忌み嫌われ羞恥心を呼び起こしそれゆえ罪悪視されるのか―
この不可解さが私をこだわらせるようなのでございます。
そしてその「わいせつ」ゆえに創作を規制あるいは弾圧される理不尽が我慢ならないのでございます。
もしかしたらエロのことが(私自身も含め)よくわかっていないので、
恥ずかしいから悪!と、その自分が感じる羞恥心と対峙せず「わいせつ」などという言葉を被せているのではないかとさえ思うのです。
精神分析のフロイト博士が看破したように、エロスは人間精神を支配する底知れぬエネルギーでございます。
このエロを創作のテーマにするからにはよほど腹をくくって掛からなければなりますまい。
ですのでそう考えている私にとっては「わいせつだから罪悪」という感性がまったく理解できないのです。
どうやらこれから先、まだまだ「わいせつ」とやらと付き合っていかなくてはならないようでございます。


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