2013-03-05(Tue)
わいせつについて~【“猥褻(わいせつ)”の定義】②
私は思うのですが、もともと“わいせつ”などというものは定義など出来ないのではないでしょうか。
上の三要件のうち特に「善良な性的道義観念」というのが分かりません。
エロに善良な道義観念、邪悪な道義観念などがあるのでしょうか。
それからよく耳にするのが「これはエロか芸術か」という言葉で、
裁判などではそれが争点になる場合も多いようでございますが、
この“芸術”というやつもわいせつと同じぐらいに定義不能なあやふやなものでございます。
以前にも書いたことがございますが私はミュシャの作品はエロだと思っております。
エロスとかエロティックという表現ではなく、まさしくイヤらしいスケベなエロ、抜けるエロさという意味でございます。
また逆に江戸春画などは美しいと思うのですが世間的には“わいせつ”の烙印を押されているようでございます。
街を歩くミニスカートの女性は「徒に性欲を刺激・興奮」させていますし、
SEXは二人だけで隠れてすれば愛と讃えられますが街なかでやれば「普通人の正常な性的羞恥心を害する」行為に変わります。
このような、個人個人の感性やその時の状況次第で変化する“わいせつ”などという正体不明なものは、
どだい定義付けなど出来ないと思うのでございます。
“芸術”も定義することは不能と申しました。
しかし定義できないからこそ、決まった「枠」がないからこそ芸術は芸術足りえるのでございます。
エロにもそれに共通するものを感じます。
決まった枠などに一切はめることができない底の無さがエロスの力と可能性ではないでしょうか。
このようなものを枠にはめ込もうと定義付けするなど愚かなことだと思うのでございます。
上の三要件のうち特に「善良な性的道義観念」というのが分かりません。
エロに善良な道義観念、邪悪な道義観念などがあるのでしょうか。
それからよく耳にするのが「これはエロか芸術か」という言葉で、
裁判などではそれが争点になる場合も多いようでございますが、
この“芸術”というやつもわいせつと同じぐらいに定義不能なあやふやなものでございます。
以前にも書いたことがございますが私はミュシャの作品はエロだと思っております。
エロスとかエロティックという表現ではなく、まさしくイヤらしいスケベなエロ、抜けるエロさという意味でございます。
また逆に江戸春画などは美しいと思うのですが世間的には“わいせつ”の烙印を押されているようでございます。
街を歩くミニスカートの女性は「徒に性欲を刺激・興奮」させていますし、
SEXは二人だけで隠れてすれば愛と讃えられますが街なかでやれば「普通人の正常な性的羞恥心を害する」行為に変わります。
このような、個人個人の感性やその時の状況次第で変化する“わいせつ”などという正体不明なものは、
どだい定義付けなど出来ないと思うのでございます。
“芸術”も定義することは不能と申しました。
しかし定義できないからこそ、決まった「枠」がないからこそ芸術は芸術足りえるのでございます。
エロにもそれに共通するものを感じます。
決まった枠などに一切はめることができない底の無さがエロスの力と可能性ではないでしょうか。
このようなものを枠にはめ込もうと定義付けするなど愚かなことだと思うのでございます。